寝る前にヨガをしようと思ったとき、「5分で十分?」「10分くらい必要?」「15分やったほうがいい?」と時間で迷うことがあります。

長く行えば、それだけ良いとは限りません。逆に、短いヨガだから内容がほとんどないとも限りません。

そこでヨガミンでは、寝る前・夜向けとして公開されている5分・10分・15分のヨガを各4件、計12プログラム・実践メニュー確認しました。

実際に比較すると、5分でも複数のポーズを組み合わせるメニューがあり、15分でも寝たままで行えるプログラムがあります。

つまり、5分・10分・15分の違いを、そのまま「初心者・中級者」「簡単・難しい」の違いとして考える必要はありません。この記事では、調査した実例をもとに、それぞれどんな夜に選びやすいかを整理します。

寝る前ヨガ5分・10分・15分を各4件調査

今回の調査では、5分・10分・15分を比較しやすくするため、それぞれ4件ずつ対象を選びました。

  • 寝る前・夜向けとして紹介されている
  • 5分・10分・15分のいずれかを明確に掲げている
  • 実際のプログラム、動画、実践メニューを確認できる
  • 提供元とページを確認できる
  • 一般論だけの記事は除外する

なお、これはWeb上の全プログラムから無作為抽出した統計ではありません。5分・10分・15分という時間によって、実際の夜ヨガにどのような構成の違いがあるのかを見るための比較調査です。

先に結論|5分・10分・15分は「難易度」より使える時間で選ぶ

12件を比べてまず分かったのは、時間と難易度を単純に結びつけられないことでした。

時間確認した件数確認できた構成例選びやすい場面
5分4件寝たまま1動作~複数ポーズ、ベッド上メニュー疲れた日、まず習慣化したい日
10分4件4ポーズ構成、寝たまま、ベッド対応など短すぎず、ある程度体を動かしたい日
15分4件寝たままフロー、座位・四つ這い・仰向けを組み合わせる例少し時間を確保してゆっくり行いたい日

5分の中にも複数ポーズを行うものがあり、15分の中にも立位を使わないリラックス系があります。

そのため、「初心者だから5分」「慣れたら15分」と固定するより、その日に使える時間と、行いたい姿勢・内容から選ぶほうが実際的です。

5分の寝る前ヨガ|疲れた日でも取り入れやすい

5分グループでは、短い時間に寝た姿勢や少数の動きをまとめた実践例が目立ちました。

kufuraとVeda Tokyoによる5分の夜ヨガは、すべて寝たままで行う構成で、股関節まわり、お尻・腰、体側、背骨、胸まわりの5つの動きが紹介されています。

ヨガジャーナルオンラインには、寝る前5分で横向きの姿勢から腕・肩・胸・背骨をゆっくり動かすメニューもあります。

SOELUでも、初心者向けとして「寝る前5分」「お布団の上」で行える夜ヨガを紹介しています。

つまり5分だから「一つだけポーズを取る」とは限りません。短時間でも、テーマを絞れば複数の動きを組み合わせられます。

5分を選びやすいのはこんな夜

  • もう長く運動する気力がない
  • 寝る前ヨガを初めて試す
  • 毎日の習慣にできるか試したい
  • 布団やベッド上だけで済ませたい

「今日は5分しかないからヨガはやめる」ではなく、「5分でできる内容を選ぶ」という使い方ができます。

10分の寝る前ヨガ|4ポーズ程度をゆっくり行う例もある

5分より少し長く時間を取れるなら、10分が選択肢になります。

kufuraとVeda Tokyoの10分夜ヨガでは、ガス抜き、勾玉、仰向けねじり、魚のポーズの4つを行います。すべてマット上で寝て行う構成です。

ヨガジャーナルオンラインでも、初心者や忙しい人向けに10分程度の就寝前ヨガ動画を紹介し、ヨガマットを出さずベッドの中でも行えるとしています。

B-Flowにも「寝る前10分」「寝たまま10分」など複数の短時間プログラムが確認できます。

5分では物足りないけれど、15~20分を確保するのは負担という場合には、10分が中間の選択肢になります。

10分を選びやすいのはこんな夜

  • 5分より少し丁寧に体を動かしたい
  • 複数の部位をゆっくり動かしたい
  • 寝る前の10分をルーティンにしやすい
  • 長時間レッスンまでは必要ない

15分の寝る前ヨガ|長いから激しいとは限らない

15分になると動きの選択肢は増えますが、「15分=運動量が多い」とは限りません。

Wellness To Go by Arisaには、寝たままで行う15分の夜ヨガがあります。一方、Cafetalkの15分夜ヨガは、立位を使わず、座位・仰向け・四つ這いを組み合わせる内容です。

LILYOGAにも初心者向けとして15分の寝る前夜ヨガが公開されています。B-Flowでは15分の夜ヨガが公式プログラム内に組み込まれています。

ここから分かるのは、時間が長くなれば必ず立位や強度の高い動きが増えるわけではないことです。

15分は、急いで多くのポーズを行うためではなく、一つひとつの動作や姿勢に少し時間を取るプログラムにも使われています。

15分を選びやすいのはこんな夜

  • 寝るまでに少し時間の余裕がある
  • 5分・10分よりゆっくり行いたい
  • 座位や四つ這いなども含めたい
  • 短時間の「とりあえずヨガ」より、ヨガの時間そのものを取りたい

5分と10分の違い|時間が倍でもポーズ数が倍とは限らない

今回の比較で興味深かったのは、時間が倍になるからといってポーズ数も倍になるわけではないことです。

kufuraの5分版は5つの動きを組み合わせていますが、10分版は4つのポーズです。

10分版では、一つのポーズに使える時間を長く取る構成になっています。

したがって、「10分なら5分の倍の運動ができる」と考える必要はありません。時間が増えた分を、ポーズ数ではなく呼吸やキープ、動作のゆっくりさに使うプログラムもあります。

10分と15分の違い|選べる姿勢や流れが広がる

10分から15分になると、5分追加されるだけですが、レッスンとして使える時間は1.5倍になります。

今回確認した15分プログラムには、寝たままだけで行うもののほか、座位・四つ這い・仰向けを組み合わせるものもありました。

ただし、これは「15分なら複雑なヨガをするべき」という意味ではありません。

むしろ寝る前なら、時間を増やしても強度を上げず、ゆっくり進めるプログラムを選ぶこともできます。

初心者なら何分から始める?

今回の12件調査から、「初心者は必ず5分」「10分が最適」といった唯一の時間は確認できませんでした。

実際、5分、10分、15分の各グループに初心者が取り組めると案内されるプログラムがあります。

初心者なら時間だけではなく、次の順番で選ぶほうが分かりやすいでしょう。

  1. 今夜、無理なく使える時間を決める
  2. 寝たまま・座位・四つ這いなど、行いやすい姿勢を選ぶ
  3. 初心者向け・やさしい・リラックスなどの説明を確認する
  4. 痛みのない範囲で実践する

初日から15分続けることより、5分なら負担なくできるのであれば5分から試す方法があります。

逆に、時間に余裕があり、15分のやさしいプログラムをゆっくり行いたいのであれば、初心者だから避けなければならないわけではありません。

疲れ具合で5分・10分・15分を使い分ける

毎晩同じ時間に固定する必要もありません。

その日の状態時間の選び方
かなり疲れている5分から探す
少し体を動かす余裕がある10分から探す
寝る前にゆっくり時間を取りたい15分から探す
布団から出たくない時間より「寝たまま」を優先
ヨガが初めて時間+初心者向け表記を確認

「毎日15分やらなければ」と決めるより、今日は5分、余裕のある日は10分や15分というように候補を持っておくと、時間のない夜にも選びやすくなります。

寝たままを最優先するなら時間比較とは分けて考える

「5分か10分か」よりも、「もう立ち上がりたくない」「布団の中で全部終えたい」ことが優先なら、時間ではなく姿勢で選ぶほうが適しています。

5分・10分・15分のいずれにも寝たままで行える実践例があります。

寝たままで完結するプログラムだけを比較した記事は、U11「寝たままできる寝る前ヨガ」で別に整理します。

寝る前ヨガをするときの注意点

寝る前向けとして公開されたプログラムには、「快眠」「安眠」「ぐっすり」などの表現も多く使われています。

ただし、それぞれのプログラム名や提供者の説明を、そのまま「不眠が治る」「必ず睡眠の質が上がる」という医学的効果として受け取ることはできません。

米国国立補完統合衛生センター(NCCIH)は、ヨガは健康な人が適切に行う場合には一般に安全な身体活動とされていますが、捻挫や肉離れなどのけがは起こり得るとしています。

厚生労働省eJIMのヨガ利用ガイドでも、その日の体調が悪い場合や、無理をした場合などに好ましくない症状が起こりやすくなることが報告されています。

  • 痛みが出るところまで無理に伸ばさない
  • 時間を消化するために無理をして続けない
  • 初心者はいきなり難しいポーズを選ばない
  • 体調が悪い日は中止する
  • 持病やけが、妊娠などがある場合は医療専門家や指導者に相談する

まとめ|5分・10分・15分に「正解」はない。今夜使える時間から選ぶ

寝る前ヨガの5分・10分・15分を各4件、計12プログラム・実践メニューで比べました。

5分でも複数の動きを行うプログラムがあり、15分でも寝たまま行えるプログラムがあります。

今回の比較では、「時間が長いほど難しい」「初心者は5分でなければならない」と判断できる傾向は確認できませんでした。

疲れているなら5分、もう少し余裕があれば10分、寝る前にゆっくり時間を取りたい日は15分というように、その日の状況から選ぶ方法があります。

そして「布団から出ずに行いたい」場合は、時間よりも寝たままで完結するかどうかを優先して選びましょう。

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